概略と目的

多くの製造業で、3次元CADが使える技術者を、即ち3次元CADのオペレーション能力、更には機械設計の基礎的能力を持った設計者を求めています。これらの3次元設計能力を客観的で公平に評価することは重要な意義があります。当協会では、求められる業務内容に応じて下記の『検定試験』を行います。

検定試験受験のメリットは

●受験者にとって
 ▶自己の3次元CADや機械設計能力を客観的な数値で知ることができます。
 ▶自己のスキルアップの基準が明確になり、学習すべき分野が絞れます。
 ▶昇進、就職、転職のための有力な自己アピールとなります。
 ▶優秀者は表彰される制度があり、当協会ホームページに掲載させていただきます。
  「希望者のみ」ですから自己アピールとしてもお使いいただけます。

●企業、教育機関にとって
 ▶社員教育や人事制度、採用判定の基準として設計能力の可視化が図れます。
 ▶社員や学生の客観的な能力評価により強み、弱みが把握できます。
 ▶新入社員の研修の一環として活用できます。

検定試験とは

今回は「図面作成コース」として ・3次元CAD実技、・JIS製図法、 ・公差設計 の3科目を準備しました。
これらの3科目の全てあるいは1, 2科目だけを受験することができます。
 ▶3次元CAD実技は事前に「3次元CADの実技課題」でCADデータを作成し、試験当日は
   その事前に作成したデータを使って、オンラインでCAD作業を実施する課題をとりあげます。
 ▶JIS製図法は ・製図法、・寸法公差、 ・幾何公差、 ・表面性状の図示方法、などをとりあげます。
 ▶公差設計では ・公差の目的、 ・公差設計のメリット、 ・品質とばらつき、 ・統計的取り扱いと公差の計算、   ・公差設計の実践 などをとりあげます。
尚、今後は「プロ設計コース」として「図面作成コース」の3科目に ・機械材料、 ・強度設計、 ・信頼性設計、 ・要素設計、 加工法 の5科目を追加したオンライン試験を準備する予定です。


3次元CADコース

— 3次元CADのオペレータ向け

受験科目:3次元CAD実技
「3次元CADコース」のオンライン試験が
対応可能になりました。

オンライン試験について 詳細はこちら

図面作成コース

— 3次元CADを使った製図技術者向け

受験科目:3次元CAD実技、JIS製図、公差設計の3科目

オンライン試験移行準備中

プロ設計者コース

— 3次元設計技術者向け

受験科目:3次元CAD実技、機械設計7つ道具(JIS製図、公差設計、機械材料、強度設計、要素設計、信頼性設計、加工法)の8科目
オンライン試験移行準備中

スコア証明書と合格証について

3次元CADのオペレーション能力とともに、3次元CADの活用につながる設計能力 の有無も含めて判定します。コースに応じた設計者の能力をポイント評価することにより、『スコア証明書』が発行されます。各コースの全科目の得点が満点の60%以上の場合『合格証』が発行されます。

プロ設計者コースの特徴

プロ設計者コースの場合は画像のような、3次元設計能力のバランス(※)を示すレーダーチャートが示されます。これによって、強み弱みを知ることができます。

※3次元CAD実技および機械設計7つ道具(JIS製図、公差設計、機械材料、強度設計、要素設計、信頼性設計、加工法)。 また、受験者は業務内容などに応じて受験項目を選択することもできます。なお、試験結果は1年間保持され、分割受験も可能です。

検定試験受験のメリット

受験者、企業・教育機関それぞれにとって、メリットのある検定です。

受験者にとって

  1. 自己の3次元CADや機械設計能力を客観的な数値で知ることができます。
  2. 自己のスキルアップの基準が明確化でき学習すべき分野が絞れます。
  3. 合格証は昇進,就職、転職のための有力な自己アピールのツールとなります。
  4. 優秀者は表彰制度があり当ホームページに掲載され(希望者のみ)ますので自己アピールのツールとしても、お使いいただけます。

企業・教育機関

  1. 社員教育や人事制度、採用判定の基準として設計能力の見える化が図れます。
  2. 社員や学生の客観的な能力評価により強み,弱みが把握できます。
  3. 新入社員の研修の一環として活用できます。